木ニセコアートギャラリー2025年 最初の展示会は、 川部 正教さんの息をのむような作品の数々をご紹介しています。北海道の野鳥と風光明媚な大自然との調和を捉えた写真をご覧ください。
「鳥のいる風景」
数十年にわたり、川部 正教さんの創作活動の源は 「鳥のいる風景」というテーマに導かれてきました。彼の作品は、野鳥写真と風景写真の異なる2つの要素を融合させ、従来のジャンルを超越した驚きと感動を届けてくれます。作品の数々は、夜明けの柔らかな光、雪に覆われた森の静寂や、鳥とその自然環境との調和を物語っています。
川部 正教さんは、カメラのレンズを通して、北海道の四季折々の風景のはかない美しさや、野鳥の繊細な存在感を、自然界を生き抜くありのままの逞しい姿を見せてくれます。そして、写真は静寂と驚きを呼び起こし、すべての生き物の相互関係を思い起こさせます。
写真家:川部 正教(Kawabe Masanori)
- 1957年 斜里郡小清水町に生まれる。父親の影響で学生時代からカメラに興味を持つ。
- 20代後半、著名な写真家・熊谷 勝氏との偶然の出会いにより、野鳥撮影の面白さに目覚める。以来、熊谷氏に師事し野鳥撮影を始め、技術を磨き、野生動物と風景をシームレスに融合させた独自のスタイルを確立。
- 2008年~2022年まで、同氏主催の「熊谷 勝と仲間たち写真展」に毎年参加。
- 2024年 初の個展を開催し写真家としての新たな一歩を踏みだす。
- 現在は室蘭市に在住し、北海道の自然の驚異を探求、記録し続け、魅惑的な写真を通して自身の視点を共有している。
作者からメッセージ
”長年、私がテーマとしているのがこの「鳥のいる風景」である。
鳥は主役でもあり脇役ともなる。
必ずしも鳥だけに目を向けるのではなく、四季折々の風景に自然 要素の雨や雪、朝・夕の光りなどを加味し作品とする。
「野鳥写真」でもあり「風景写真」としても鑑賞出来る、そんな 作風を心掛けています。”