山下峻史「生成される記憶」展

2018年8月1日より、山下峻史さんの写真展「生成される記憶」を開催いたします。


”大きな声で自己主張する写真群。スマートフォンによって変えられたインターネット上にはそんな写真で溢れている。過去の写真家のテクニックはほとんどアプリのフィルターで再現可能と言える。いずれは言葉でスマートフォンに希望を伝えるだけで好きな写真家の作品を真似る事は出来るはずである。

技術というのは逆戻りできない。 人工知能が膨大な情報を得て、自らプログラムを作り出す。 そんなSF的な世界も一部実現しているのである。しかしそんな世界は技術者に任せておけばいい。では私の作品の戦略的な位置付けとは。

テクノロジーを肯定しながら否定する。 伝える事を拒否する事で見る人の記憶に結びつく。 具体的な場所も出来事もわからない写真。 それは一人一人の個人の中にしか存在しない場所。そんな写真を目指している。”

作家プロフィール

山下峻史

早稲田大学卒業 建築の世界に関わりながら、様々な芸術の表現形式を追求。 考え方では特にウィットゲンシュタインの後期哲学に興味を持つ。 アメリカとイタリアで作品を展示。

Takashi Yamashita Exhibition

場所:木ニセコギャラリー

会期:2018年8月1日~9月30日

入場・観覧無料

今回はギャラリー・CREATIVE SPACE HAYASHIのプロデュースによる展示となります。