雨の少ない初夏、30度を超えることの少ない温暖な気候、木漏れ日、色とりどりの花。この大自然を丸ごと楽しめるのが夏のニセコです。この夏、ニセコで過ごす方へ、大自然の楽しみ方の基礎4つをシェアします。
山
雪が解け、主なハイキングトレイルも夏季営業をはじめ、山開きし始める6月。半月形の湖、半月湖をはじめ、神が住まいたまう場所として名付けられた沼、神仙沼のトレッキングや散策、またニセコアンヌプリ山の登山は、頂上からその壮大な景色を楽しむことができます。
湧水
倶知安町の隣町、京極町のふきだし公園には、毎日約8万トンもの水が絶えず湧き出しています。また水温は年間を通して6.5度と冷たく、1年中多くの方に喜ばれている湧水です。夏は公園内には出店をはじめ、子どもたちの遊具、湧水で作る名水コーヒーなどが売られ、活気つきます。またこの地は開拓当初より聖なる場所としてあがめられてきた神聖な場所。湧水汲みの場所と湧水池はマイナスイオンが漂い、エネルギーに満ちたパワースポットとしても知られています。カムイワッカ=神の水を体に取り入れてみませんか。
生き物
暖かかくなってくると、涼し気な木々の間から、シャシャシャシャとセミの泣き声が聞こえ始めます。本州で良く聞く真夏の代名詞、アブラゼミやクマゼミのジャージャーした音とは違い、まるで秋の訪れを感じるような涼し気な音を出して泣くのはエゾハルゼミ。透明な羽をもつ、比較的小さなセミで、北海道では最もメジャーなセミと言われています。森へ入ればコエゾゼミというセミの音が聞こえます。ギギギギというどこか寂しさと静けさを持ち合わせた音色です。ガイドさんと森へ入ると様々な動物や虫の生態が分かります。また、尻別川の遊歩道や公園内を散歩しているだけでも、小さな生物の営みが垣間見れます。
農作物
初夏から夏にかけての農作物の代名詞と言えばホワイトアスパラやスイートコーン(北海道ではとうきびと呼びますね)、果物はメロンやいちご、さくらんぼ。ニセコは農作物が豊富に採れることから、ニセコエリアのレストランやカフェでは、その時期に沿った旬のものを使ったメニューが豊富です。スーパーでも、直売所でも、カフェやレストランでも地元の旬が手に入り、味わえるという贅沢もまた、ニセコならではなのではないでしょうか。
夏も魅力がたくさんのニセコ。お天気の良い日はぜひ、大自然を満喫してください。夏のハイキング初心者編はこちらから。