羊蹄山麓に住まう人々は、その富士山によく似た姿を毎日目にして暮らしています。山頂に雪が積もれば冬の訪れを感じ、雪が解け始め、山肌が現われると長かった冬の終わりを感じ、一年を通じて移り行く季節を山を通じて無意識に感じ取っています。
ローカルの人々にとって羊蹄山はなくてはならない大きな存在。
実はこの羊蹄山は、パワースポットとしても有名なんです。
かつて先住民族アイヌの人々は羊蹄山のことを「マチシネリ=女の山」と呼び、女性の持つエネルギーを高め、気品を引き出すと信じられていました。日本を龍の形に例えるとまさに羊蹄山は愛や慈愛に向かう力を司る(=チャクラ)に位置するそうです。また、風水の思想によると羊蹄山には龍脈ルートがあり、「龍穴」があるとされ、これは繁栄する土地、を意味するそうです。
気品を求める女性や、男性の気を惹きつけたい女性には最高のパワースポット。実際に登山をして上空の空気とともにパワーをもらうのも良いのですが、ふもとから山を眺めるだけでも気持ちをリセットでき、心身の浄化につながるはずです。羊蹄山から昇る朝日は、まさにパワーの源、一見の価値アリです。北海道の有珠山や昭和新山につながるこの一帯にかけては火山性の気の流れもあるということですので、女性だけのパワースポットではなく、男性も何か大きな決断をするときに訪れるといいとされています。
羊蹄山麓の町には、羊蹄山が長い年月をかけてろ過した湧き水を汲める場所がいくつかあります。一年を通して水温が6.5度と一定で、水質は硬度18の軟水で、毎日8トン(!)もの水が湧き出ています。開拓当初から聖なる水(アイヌではカムイワッカ=神の水)とあがめられてきた湧き水を飲むことによって身体の中から清めることができます。実際に湧き水を汲みにたくさんの方が毎日遠方から来ているのを見かけます。
Ki Nisekoでは、この神秘的な山、羊蹄山の堂々たる姿を正面に拝める、「羊蹄ビュー」のお部屋をご用意しています。どんなお客様も、この大自然から新たなパワーをもらい、気力をリチャージしていただけるはずです。
【おまけ】羊蹄山麓の市町村あるあるのひとつとして、それぞれの町から望む羊蹄山の形が微妙に違い、どこから見る形が一番整っているかという論争もひそかにあります。どの角度から見ても美しさに変わりはないのですが、ぜひ、ニセコへ来られる際には山を一周ドライブし、あなたの”ベスト羊蹄山スポット”を見つけてみてはいかがでしょうか。