レストランレビュー【厨や雪朔（くりや せっさ）】さん
外資系のコンドミニアム、おしゃれなカフェ、外国にあるようなデリにレストラン。そんな中で和食に注目がいくとしたら、ヒラフエリアにある土鍋ご飯がいただけるお店、SESSA。車で走っていると、うっかり通り過ごしてしまいそうですが、「あのレンガの建物ね」「ハンモックがあるよね？」というキーワードで毎日通る人には大抵ぴんと来る外観です。オレンジ色だから、雪の中でもきっと、目立つと思います。
実際、場所はわかるけど、何屋さんかわからなかった。という方も多いのですが、それは外観に目立つように、「和食」と書いていないからかもしれません。あくまでシンプルな外観。
↑エントランスのハンモック
↑エントランス
ここは、ランチは土鍋で炊いた炊き込みごはんのランチコースのみとなっていて、前菜盛り合わせ、選べる土鍋ごはん、味噌汁・香の物 、自家製デザート、高野珈琲店のおいしい珈琲というメニューです。ディナーはコース料理、鍋料理、一品料理、となっています。本日は、ランチで伺いました。
↑まずはウェルカムドリンク（自家製梅ジュース）ちょうどいい濃さの中に、梅の香りがふわっと鼻から通り抜けるおいしいジュースでした
前菜の盛り合わせ。お野菜をいただいています、という実感ができるような、あらゆる味付けの野菜を堪能できます。たとえば、豚肉とエリンギ、本来は梅ソースのところをルバーブにしているところなど、ちょっとひねりのある、満足な前菜です。野菜だけではありません、アマダイとカンパチ、のようなお魚もいただけます。ワンプレート、和食のよさはその、見た目の美しさもあるということ。
これだけでもいろんな味が楽しめておなかがいっぱいになるのですが、ここから釜飯の登場です。
かわいい一人用の土鍋がやってきました。ふたを開けると、ふんわりとしょうゆのにおい。
釜飯なので、もちろん少し時間はかかるのですが、それも、前菜をゆっくりと味わいながら、歓談していると、あっという間に運ばれてきます。
釜飯は鶏、豚、海鮮・・・と3種類から選べます。
しゃもじでかき混ぜ、おわんに移していただきます。おこげが少し硬い部分もありましたが、それもおこげ。香ばしくいただきます。平均的な女性のランチとしては、とてもおなかがいっぱいになる量です。もう入らないね、といいながらもお箸が止まらない・・・
食後のコーヒー。私はラテにしました。ラテアートのきれいなおいしいコーヒーでした。以前、ここでもご紹介しました、ニセコにあります高野珈琲店の珈琲を使っていらっしゃるとのこと。
デザートのチーズケーキ
こちらはさくらんぼヨーグルトソースのケーキ
そして変り種、しょうがと黒糖シフォンケーキ。一口いただくと、ふんわりと、でもきちんと生姜の香りが存在します。
これだけの量で、ランチ1500円。和食が食べたい、おなかいっぱい食べたい、デザートまでほしい、という人にはぴったりのランチだと思います。店内は広く、女子会やデート、家族連れでも楽しめるようになっています。店長（オーナー）さんもとても気さくで、とても感じがいい接客でした。
【厨や雪朔】
虻田郡倶知安町字山田133-14
TEL：0136-23-2799
