現在、木ギャラリーで開催中の個展「空風火水地」に隠された、地元アーティスト 北口さつきの芸術の旅路にせまりました。色使いが美しく大自然のパワーを力強く感じる日本画の数々は、私たちの感性を刺激し、そして大地からのメッセージを届けてくれます。
個展は2024年3月3日(日)まで開催されており、入場無料。どなたでも楽しむことができます。
「空風火水地」展について
今回の作品は、自然から多くのインスピレーションを得ていると感じます。インスピレーションの源として自然を選んだ理由、またそれがどのように創作活動に影響を与えていますか?
主に人物、植物、風景なのど具象をテーマにして描いてきました。最近はアイヌ民族の伝説を取り上げたり、その土地から湧きあがるエネルギーを絵にしたいと思っています。
作品の色使いに深く感銘を受けました。特定の感情やメッセージを伝えるために色を選び、色味をブレンドする際のこだわりについて教えてください。
画材は日本画の顔料を使ってます。昨今、色々な絵の具がありますが、日本画画材はしっとりとしていて、色合いも落ち着きがあります。その効果が出るように心がけて描いてます。
作品の多くは、自然に耳を傾けた静謐な質感を持っています。作品を通して、鑑賞者に呼び起こしたい感情や気分を喚起させるため、どのうような工夫をされていますか?
観る方々へ絵から感動を呼び起こさせるのは作家の力量だと考えてます。工夫は特にありません。もし感動がなかったとしたら、それは作家に力量が足りなかったと言うことだけです。
この展覧会の創作過程を教えていただけますか?最初のコンセプトから最終的な作品の完成まで、どのようなステップを踏まれましたか?
昨年の500m美術館での発表の延長で、木ニセコギャラリーにマッチするように再構築しました。
作家について
これまでの芸術家としての歩みは、どのうような道のりでしたか?また、どのうようにしてアートに興味を持つようになりましたか?
大学の進学を芸術の道に決定し、入学後、日本画を専攻し今に至ってます。
これまでの芸術家としての歩みの中、芸術的成長において重要な瞬間はどのようなものでしたか?
どこが重要な瞬間だったのかよくわかりません。展覧会を続けてこられたのは、只々運が良かっただけでしょうか。
これまでの展覧会の経歴、そして木ギャラリーへ
過去の展覧会の経歴がとても印象的です。他のアーティストとのコラボレーションやグループ展に参加した経験を教えていただけますか?
以前は個展が多かったんですが、最近は依頼される展覧会が主で、メンバーも現代アートの方々とご一緒する機会が増えました。昨年札幌で開催された500m美術館の展覧会は大掛かりなインスタレーションで、ヘトヘトになりました。
その際の動画をご覧いたけます。››こちらから
ニセコの木ギャラリーで作品を展示することになったきっかけは何ですか?
前回の書道の展覧会の佐藤毅さんからの紹介です。彼は昔からの長い友人です。感謝してます。
今年の2月の木ギャラリーで作品を見ることで、鑑賞者にどのような感情やメッセージを受け取ってほしいですか?
日本には「一期一会」と言う言葉があります。絵を通してお会いできて大変嬉しく思います。ありがとう。
展覧会の詳細はこちらをご覧ください。
展覧会は2024年3月3日(日)まで、入場無料です。皆様のご来場を心よりお待ちしております。