町に暮らす人々にとっては、そこにあるもの、日々目に飛び込んでくるものは、なにも物珍しくなく、何気なく、いつもそこに存在している。でもその見慣れた景色の中にこそ、気づかないもの、忘れてしまったものが多く存在する。そこに住まう人々、息づく街並み、自然や歴史。当たり前を疑いながらシャッターを切る時、そこにはかけがえのない何かが映し出される。
斉藤博之(フォトグラファー)
1981年生まれ、岩内町出身。25歳で倶知安町へ移住。15年間プリントオペレーター、スタジオ・ロケーション・スクールカメラマンの経験を経て2014年にフォトプランニング設立。家族記念写真、イベント写真、広告用写真、学校卒業アルバム制作などに携わりながら、デジタル時代に代わっても今その瞬間を「未来のために写真をカタチで残す」をテーマに活動。
2015年より風景写真などの自身の創作活動も始める。
岩内町という港町。彼の切り取る「そこに在る風景」を、木ニセコのギャラリーにてどうぞお楽しみください。日本人ならばどこか懐かしく感じる風景と出会えるのではないでしょうか。
斉藤博之 写真展
「故郷 岩内町」~故郷を巡って~
2017年2月18日~3月17日まで
木ニセコギャラリーにて