木ニセコの客室のアート作品だけでなく、過去2度にわたって木ギャラリーにて美しいモノクロの世界でお客様を魅了した函館出身の写真師、谷杉アキラ氏による写真展が8月より開催されます。今回は、これまでのモノクロ写真ではなく、ピンホールカメラによるノスタルジックな手法、表現での作品展示となります。これまでのように、風景の中に流れるどこか懐かしい時間や光が感じられる作品を、「時を旅するように」どうぞお楽しみください。
展示期間:2020年8月4日〜9月22日まで
場所:木ギャラリー
入場無料
谷杉 アキラ
1968年 函館生まれ。1990年 日本大学芸術学部写真学科卒業。1992年 函館にて家業である百年写真館を継承。1994年 内閣総理大臣賞受賞。2006年 北海道知事賞受賞。2009年 北海道現存最古の写真館建造物「旧小林寫真館」を再生。2017年 ”カムイの時代の北海道原風景”を映像化した写真集「PIRKANOKA」を出版(北海道150年事業応援企画に認定登録される)。
展示内容:写真術発明の起因とも言われるピンホール写真は、その最大の特徴であるブレやボケで見る者の”時間感覚”を狂わせる。ピンホール写真の中でゆるやかに流れる時と光はあたかも”忘れ去られたいにしえの記憶”を映しだしているかのようだ。 時空鉄道に乗って忘却の彼方を旅するように記憶の車窓を眺めてほしい。
そこにはきっとあなたの懐かしい北海道があるはずだ。良い旅を。
※展示作品は全てピンホールカメラを使用。会場には横一列にレイアウトすることで列車の「車窓」を表現します。